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日志

落語ネタの不思議なお話・・・・・・・「

已有 275 次阅读2010-5-24 08:51 |

 

権助提灯

(ごんすけちょうちん)

 間抜落

 出典:古典落語5 金馬・小圓朝集 (ちくま文庫)

最近は男も妬くようになりましたが、焼餅の噺です。男の焼餅と言うのは、どうもみっともいいものではありません。妬かなくてもいい焼餅を焼くことが多いようです。例えば、夜の公園でアベックがいようものなら、いまいましい、石でもぶつけてやろうかという気になる。こんなのは大きなお世話で、ほっとけば平和な生活を送れるのですけれども、とりあえず石を投げておく……まったく、正気の沙汰ではありません。これはやはり女性に妬いてもらうのが一番です。


 ちょうど暮のことで、その夜は西北の風が強く吹いているところ、奥さんが旦那さんに向かって、


「お前さん、今夜は風が強うございます。こんな夜は火事が心配ですが、幸い、我が家は大勢若い者がおりますから、いざという時には十分に手が廻ります。ところが、横丁の女性の家は女中と二人っきりで、大変心細いのではないかと思います。お疲れでしょうが、一度、あの女の方に行かれてはいかがでしょうか」


 なんて言いまして、男の方は、「それもそうだ」なんて、呑気に風の強い夜に出かけます。妾の家に着きますてぇと、女が言うには、


「こんな風の強い夜に心配して来てくださっただけで、私は十分です。それよりも、私なんかを心配してくださる奥様のところにお戻りください」


と言われて、女の優しさに惚れ直しつつ、男は風の強い中自宅に戻ります。ところが、自宅では奥さんが、


「しっかりした女性だねぇ。あたしは感心しましたよ。あたしのことは心配いらないから、ぜひ、女のところに泊まってやりなさい」


 などと言われて、風の強い寒い夜、自宅と妾の家を行ったり来たりさせられるというのが、この権助提灯というお噺。


落語ネタの不思議なお話・・・・・・・「権助提灯と権助魚」

この二つの噺はよく似ているのです。正妻とお妾さんの間で翻弄される旦那、


そこに権助さんが絡んでくる。


違うのは「権助提灯」は正妻とお妾さんの間がクールな状況にあり、「権助魚」


では正妻は悋気の炎に包まれている。


具体的にいうと次のようになる。


  


権助提灯


 正妻に勧められて旦那はお妾さんのところに出かけることにする。


 正妻には表面上は悋気などというものは見られない。むしろ悋気を通り越して


 いるのかもしれない。旦那にお妾さんがいるのは十分承知しており、旦那に


 対する愛情は冷めてしまっているのかもしれない。


 さて、夜道のこと。提灯持ちとして権助がおともに。


 この権助さん。なかなかの人物で皮肉たっぷりに旦那に説教したりする。


 夜半に本宅にもいられず、追い出された格好の旦那の姿に男の滑稽さを見たの


 かもしれない。妾宅に着いたのはいいが、お妾さんは家の中にいれてくれない。


 正妻に勧められて来たような旦那を受け入れたのでは妾としての意地が通らない


 やんわりとして断ってしまう。しょうがないから旦那は本宅に向かう。


 正妻は家に中にいれようとしない。仕方がないので妾宅へと・・・・


 行ったり来たり。とうとう夜明けまでウロウロしていることに。


  


権助魚


 正妻に隠れて旦那はお妾さんの所に出かける。正妻は権助をつけてね。


 妾宅の場所を突き止めようとする。旦那は権助を巻き込んで正妻に言い訳の


 作り話をさせる。


 即ち、途中で友人に出くわしたので、隅田川で釣りをしてから、料亭でわっと


 騒いだ後に遊山に行ったという・・・・


 釣りをした証拠に魚を買って正妻の所にもっていけというわけだ。


 そこで権助さん。魚屋で魚を求めることに。


 買った魚がものすごい。「ほっけ」に「すけそうだら」に「めざし」ときて


 いる。隅田川で釣れるような魚じゃないから、旦那の嘘がばれてしまう。



いづれにしても、権助さん。ちょいと意地悪なところがあります。



故事意思大致如下

《権助提灯》

一个月黑风高的晚上,正妻对丈夫道:

今晚风大,容易起火。还好家里年轻人多,不怕。可那女子家只有她和女仆二人,怕是会感到不安。你今晚就在那边过夜吧。”

男子听罢,对妻子的大量表示感激之余,让下人权助提着灯笼,顶着西北风,动身前往小妾家。

你能在这时候到来关心,已经足够了。夫人实在太体贴了,这边没事,请你回去夫人身边吧。”


这里很经典,丈夫对権助说,把灯点上,権助却回答说,灯从来没有熄灭过。

这位男人说到“我们房子里面有灯光,当我们只需要一个的时候却用了两个灯光,那是浪费啊”

権助回答到:“似乎大人您已经浪费了很多了”

男人很生气的质问”你说什么“

権助回答:“您已经有了一个妻子,所以再有个情人就是浪费了”,“我能点亮一百个灯笼,只要您放弃那个情人而且买足够的蜡烛就好”


再度折返主宅的二人,却听妻子道:“多得体的女子啊。这里很安全,你还是在那边留宿吧。”

妻、妾都客气地坚持男子应在对方家过夜。于是乎,二人在又冷又大风的夜晚不断往返的第若干回。

喂,権助,点灯吧。”

老爷,已经不用点灯笼了。”

为什么?”

都天亮了嘛。”

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